運動の時代
戦後日本を読みかえる2
坪井秀人編
四六判・上製・紙カバー装・帯付・総212頁
税込3,520円(本体3,200円+税)
ISBN978-4-653-04392-8【2018年8月刊】
敗戦期・高度成長期から〈1968〉の革命幻想が潰えさった1980年代まで。様々な〈運動の時代〉に光を当て、その歴史を検証する。
<目次>
序 言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坪井秀人
第1章 山村を揺るがした「ダンス至上主義」
――「静かなる山々」と戦後日本共産党の文化運動・・・・・・・・・・・・・島村 輝
第2章 「ルポルタージュ絵画」の変容と六全協のインパクト・・・・・・・・鈴木勝雄
第3章 二つの「戦後」文化運動
――詩画人四國五郎の軌跡・・・・・・川口隆行
第4章 松川事件をめぐる画像・映像メディアと《メロドラマ的想像力》・鷲谷 花
第5章 大西巨人の文学/運動の支柱としての「法感情」
――一九七〇年代前半における障害者の教育をめぐる運動と『神聖喜劇』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・橋本あゆみ
第6章 桐山襲とその「戦後」――冷戦・身体・記憶・・・・・・・・・張 政傑
●編者・執筆者
(執筆順)
※所属は2018年刊行時のものです
島村 輝(フェリス女学院大学文学部教授。日本近現代文学、藝術表象論)
鈴木勝雄(東京国立近代美術館主任研究員。近代美術史)
川口隆行(広島大学大学院教育学研究科准教授。日本近現代文学・文化史)
鷲谷 花(大阪国際児童文学館特別専門員。映画学・日本映像文化史)
橋本あゆみ(早稲田大学大学院文学研究科研究生。近代日本の戦争文学)
張 政傑(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程。日本近現代文学と戦後の学生運動)
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