バブルと失われた20年
戦後日本を読みかえる6
坪井秀人編
四六判・上製・紙カバー装・帯付・総264頁
税込3,520円(本体3,200円+税)
ISBN978-4-653-04396-6【2018年7月刊】
本当に〈戦後〉は終わったのか? グローバリズム、環境問題と食文化、人文学の危機、ポスト・フクシマといったキーワードから迫る!
<目次>
序 言 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坪井秀人
第1章 序説:戦後日本の国民主義と人種主義・・・・・・・・・・・・・・・・酒井直樹
第2章 曲がり角の人文学知と日本の大学のグローバル化・・・・・・・鍾 以江
第3章 戦後民主主義の基底音を聞く
――矢部貞治の民主主義論を手がかりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沈 煕燦
第4章 ポストバブルの「アブジェクト」
――『キッチン』から『OUT』へ・・坪井秀人
第5章 笙野頼子「なにもしてない」論
――〈中途半端〉の力学・・・・浅野 麗
第6章 失われた「戦後」をたどり直す
――オキナワとフクシマからの問い
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・朱 恵足
第7章 プレカリ化する日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シュテフィ・リヒター
●編者・執筆者
(執筆順)
※所属は2018年刊行時のものです
坪井秀人(国際日本文化研究センター教授。日本近代文学・文化史)
酒井直樹(コーネル大学比較文学科・アジア学科、ゴールドウィン・スミス記念基金教授。比較文学、人種主義・国民主義研究、日本研究、アジア地域研究、翻訳論、記号論研究)
鍾 以江(東京大学東洋文化研究所准教授。日本近現代史、宗教と世俗性)
沈 煕燦(立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員。日韓近代思想史)
浅野 麗(亜細亜大学経営学部専任講師。日本近・現代文学)
朱 恵足(台湾:中興大学台湾文学とトランスナショナル文化研究所副教授。台湾文学、沖縄文学、比較文学)
シュテフィ・リヒター(ライプチヒ大学主任教授。日本思想史・文化史)
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