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近代東南アジア社会経済の
国際的契機

籠谷直人・川村朋貴編

A5判上製・392ページ
税込6,050円(本体5,500円+税)
 ISBN978-4-653-04718-6【2023年3月刊】

18世紀から20世紀前半までの東南アジア・ジャワ島の社会経済に多様な側面からアプローチし、その形成と変容を総合的に分析する。 蘭領東インド植民地の首都バタヴィアの、近代的植民都市への発展、華僑・華人ネットワークとの関係、国際経済上で果たした意義など、西欧とアジアを結ぶ貿易の中心地として栄えたその姿に多角的に迫る。

<目次>
総説(籠谷直人・川村朋貴)
第1部 港市から植民都市へ
 第1章 近代植民都市バタヴィアの誕生(植村泰夫)
 第2章 近代植民都市バタヴィアと後背地(植村泰夫)
 第3章 「マラリア撲滅」を目指して―蘭印植民地期の工学の進展とバタヴィアの水環境改善―(笹本浩子)
 第4章 20世紀前半期のジャワの社会統合と現地人妻妾―インドネシア民族主義者の「混淆婚」観をとおして―(弘末雅士)
第2部 華僑・華人ネットワークの中のジャワ
 第5章 17-19世紀、バタヴィア華人コミュニティの形成と変容(城山智子)
 第6章 20世紀初頭バタヴィアにおける客家系華商の台頭―神戸・香港を繋ぐ梅県潘氏を中心に―(陳 來幸)
 第7章 ジャワにおける包種茶の普及と華人流通網―20世紀前半期の台湾籍民の活動を中心に―(工藤裕子)
 第8章 1930年代バタヴィアにおける日本製綿布の流通と華僑・華人商人(泉川 普)
第3部 国際経済体制下のジャワ
 第9章 オランダ東インド会社とバタヴィア―18世紀バタヴィアにおけるオランダのアジア域内貿易と本国貿易―(島田竜登)
 第10章 19世紀中葉のジャワにおける銀流出とシンガポール(小林篤史)
 第11章 「英蘭型」国際経済秩序におけるイースタン・バンクの東南アジア事業展開(川村朋貴)
あとがき(籠谷直人)
索引


●編者・執筆者 (執筆順)   ※所属は2023年刊行時のものです

籠谷直人(京都大学人文科学研究所教授)
川村朋貴(奈良県立大学特任事務職員)
植村泰夫(広島大学名誉教授)
笹本浩子(元総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
弘末雅士(公益財団法人東洋文庫研究員/立教大学名誉教授)
城山智子(東京大学大学院経済学研究科教授)
陳 來幸(兵庫県立大学名誉教授・ノートルダム清心女子大学教授)
工藤裕子(公益財団法人東洋文庫研究員)
泉川 普(元愛知県立大学多文化共生研究所客員研究員)
島田竜登(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
小林篤史(京都大学東南アジア地域研究研究所助教)

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